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Vol.2 割安に終身保険をゲットできる商品って?

 一生涯の死亡保障がある「終身保険」は、掛け捨てではないので、お葬式代を確保するつもりで準備する人も多いようです。よりリーズナブルに準備する手段を比較しながら紹介します。

 掛け捨てではなく、貯蓄の代わりにもなり、しかも死亡・高度障害状態になった場合には、約束した死亡保険金が必ず受け取れるという「終身保険」は、若い世代から気になる商品のようです。しかし、掛け捨てではない分、保険料負担が心配で、悩んでいる人も実際多くおられます。

 今回は、「終身保険」といっても、様々なタイプがあり、その仕組みによって、保険料にもバラツキが生じていること、そして、途中解約はしないことを前提に、比較的割安に終身保険を確保できる商品をまとめてみました。


■1.伝統的な「終身保険」

 一番オーソドックスな「終身保険」は、契約時に決めた保険金が一生変わらず、私たちがいつ死亡・高度障害状態にあっても確実にその契約金額が受け取れる商品です。保障期間は一生なので、いつか必ず最後には受け取れますし、保険料の払込期間が満了した際には、たまっていた解約返戻金相当分をもとに、一時金受取コースや、年金受取コース、介護保障コースに変更できる機能もあります。貯蓄性もかねて使える保険として昔から注目されている商品です。

■2.「積立利率変動型終身保険」は、低金利の今は「終身保険」と保険料差はあまりない

 1の「終身保険」が将来にわたる運用の予定利率を契約時の前提のまま変更しないのに対し、「積立利率変動型終身保険」といって、予定利率を途中で見直していく仕組みも登場しました。将来世の中の金利が今以上に上がれば、予定利率も見直され、保障額もアップする可能性があるのですが、現時点では各社とも最低保証利率としている低い利率を適用しているようなので、通常の終身保険と保険料負担で大きな差はないといえます。

■3.一番安いのは「変額終身保険」

 終身保険の中で、保険料負担が一番軽くなるのは、「変額終身保険」です。変額終身保険は、株式や債券などの投資信託による運用実績が良ければ死亡保障額が増え、仮に運用実績がマイナスでも、万一の際に家族が受け取る死亡保険金は契約時の基本保険金分が最低保証されます。それで、遺族には運用リスクは負わせない商品だともいわれています。

 その最低保証の保険金額を他の終身保険金額と同額にして比較すると、表のように保険料は通常の終身保険の8割弱に抑えられます。ただし、途中解約した場合は、受取は運用実績しだいとなり、なんら最低保証はありませんので、運用に興味があり、途中解約をしないつもりなら、選択肢の一つになるでしょう。

■4.意外と安い「低解約返戻金型終身保険」

 変額保険は、運用に慣れていないからちょっと…という場合に候補となるのが、2番目に保険料が安い「低解約返戻金型終身保険」です。これは、受け取れる保険金の額は定額ですが、払込期間中に解約したら解約返戻金が少なくなるというもので、その分保険料を割安にした仕組みです。これらは、損保系の生保会社が積極的に扱っていますが、払込期間中は解約しないと割り切れるのならば、表のように保険料が割安で、非常にリーズナブルな商品だと思います。

今回のポイント

掛け捨てではない保険で、お葬式代程度を長期的に準備しようとする際に候補にあがる終身保険は、最近様々な商品が登場している。よって、その特徴を抑えて、上手に選べば保険料負担もリーズナブルにできる。

STコンサルティング(有) 吹田朝子

マネー
投資・運用生命保険自動車保険ローンクレジットカードキャッシングソニーグループ


2005-08-09 10:50  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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